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相続・贈与相談センターマガジン「葬式費用はだれがどこから払えばいい?」

2015.09.18 | お知らせ

前々回の記事に書いたように、葬儀費用の平均は190万円近い金額となっています。負担が小さくないだけに、 どのようにして資金を捻出すればいいか、気になるところです。では、亡 くなった人の財産から葬儀費用を出 せるものなのでしようか?

結論からいうと、葬儀費用は遺産総額から差し引くことができます。 しかし、葬儀に関する費用ならば、すべて差し引けるわけではありません。どれが葬儀費用とみなされ、どれがみなされないのでしよう?

遺産総額から差し引くことができる葬式費用は、通常次に挙げるようなものです。

  1. 死体の捜索又は死体や遺骨の運搬にかかった費用
  2. 遺体や遺骨の回送にかかった費用
  3. 葬式や葬送などを行うときやそれ以前に火葬や埋葬、納骨をするためにかかった費用(仮葬式と本葬式を行ったときには、その両方にかかった費用が認められます)
  4. 葬式などの前後に生じた出費で通 常葬式などに欠かせない費用(お通夜などにかかった費用がこれに該当します)
  5.  葬式に当たりお寺などに対して経料などのお礼をした費用

一方、次のような費用は、遺産総額から差し引く葬式費用には該当しません。注意しましょう。

  1. 香典返しのためにかかった費用
  2. 墓石や墓地の買入れのためにか かった費用や墓地を借りるためにかかった費用
  3. 初七日や法事などのためにかかった費用

葬儀費用を誰が負担するかは 基本的に自由

葬儀費用を誰が負担するかは、法律では特に定められていません。基本的には自由です。

過去の裁判例を勘案すると、以下 のような優先順位の見解が良いとい われています。

1.香典から支払う

2.相続財産から支払う

3.相続人が相続分に応じて支払う

香典は、基本的には葬儀費用の一 部を負担することを主な目的とし た、相互扶助の精神に基づく金銭そ の他財物の贈与と解釈できます。ま ずは香典から支払い、足りなければ 相続財産から支払い、それでも足り なければ相続人が相続分に応じて支払うことが想定されます。

 

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