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相続・贈与相談センターマガジン「相続放棄の効果と注意点」

2015.12.10 | お知らせ

「亡くなった父が、実は多額の負債 を抱えていた」「相続争いに巻き込 まれるのはごめんだ」。こんな場合は相続放棄という選択肢があります。ただ、相続放棄という手続きは、 非常に強い効果があり、いくつかの 注意点があることを理解しておきましよう。

相続は基本的に、プラスの財産だ けでなく、マイナスの財産も引き継ぎます。たとえ親族が残した負債であっても、自分の責任ではないのに返済を続けていくのは気が重くなります。そんな状況を回避できるのが相続放棄です。

相続放棄の手続きは、自分が相続人になったことを知ったときから3カ月以内に、相続放棄の申述書を家庭裁判所に提出する必要があり ます。相続放棄が受理されると、その相続についてはじめから相続人 とならなかったこととみなされます。被相続人の財産について、マイナスの財産もプラスの財産も一切相続しません。

相続放棄をすると、被相続人の借金はもちろん、税金も支払う必要がなくなります。自己破産をした場合でも、滞納した税金の支払義務が残ることを考えると、相続放棄の効果は強力だといえるでしよう。

ただし、相続放棄をしても、他の相続人らが納付すべき相続税の総額は原則として変化しません。そういう意味では他の相続人への配慮 も必要になってきます。

ご自身が相続放棄して被相続人の借金を負担しなくて済んだとしても、他の相続人が相続放棄しない限り、その人たちが借金を返済していくことになります。相続放棄をする際は、できれば兄弟姉妹や親御さんなどの親族には相談・報告してお くことが望ましいでしよう。

一度受理されたら 撤回ができない

相続放棄の手続きは、自分が相続人になったことを知ったときから 3カ月以内に行わなければいけませんが、この3カ月というのは意外と あっという間に過ぎてしまうものです。被相続人に多額の借金や滞納 している税金等があることが判明 したら、すぐ相続放棄を検討し、ア クションに移してください。

相続放棄の最大の注意点は、撤回 ができないことです。一度受理され た相続放棄は、自分が相続人になっ たことを知ってから3カ月以内であっても、取り消すことができません。それゆえ、専門家のサポートを 受け、慎重に対応しましよう。

相続・贈与について気になること があれば、お気軽にご相談ください。

 

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