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相続・贈与相談センターマガジン 「『おひとりさま』の相続人は90歳の母!相続税負担を考えた解決策は?」(後編)

2017.04.28 | お知らせ

みなさんこんにちは、相続・贈与相談センター福山支部のおおたちです。

相続税改正前の平成25年のことです。関東の郊外住宅に住むK子さん(62歳)は、「おひとりさま」の妹・T子さん(享年60歳)の相続税の相談に来ました。T子さんは大学卒業後小学校教員を務め、結婚することなく仕事に打ち込んでいました。定年退職後、第二の人生を送ろうとしていた矢先に急逝。資産は現預金を中心に1億1,000万円ありました。相続人である母親に相続放棄してもらい、T子さんの財産はK子さんが相続することになりました。

母親の相続放棄で、T子さんの財産は姉のK子さんは相続することになりました。K子さんが負担する相続税は800万円で、1億円超の資産が手元に残りました。続いて、母親の相続対策に着手しました。

孫やひ孫の贈与で相続税負担を削減

母親の法定相続人になるのは、長女のK子さんです。5,000万円ある母親の資産のうち、基礎控除額以下の現預金3,600万円(=3,000万+600万×1人)を残して、その年の年末に母親の孫2人、ひ孫4人に350万円ずつ、計1,400万円を贈与しました。孫・ひ孫一人当たりの贈与税は(350万-基礎控除110万)×15%-控除額10万=26万円。4人分合計で104万円になります。孫、ひ孫の一人当たりの現金手取り額は、350万-26万=324万円です。

この場合、母親から見て孫とひ孫の4人は法定相続人ではなく、母親の資産を相続しません。母親が4人贈与してから3年以内に亡くなったとしても、相続税申告の際に贈与した資産は相続財産に加算されません。なおかつ、母親の相続の際に、K子さんの相続税負担は、課税遺産総額がゼロですのでなくなります。

一方、母親から法定相続人のK子さんに贈与し、それから3年以内に母親が亡くなった場合、相続税申告の際に贈与した資産が相続財産に加算されてしまうのです。

次女・T子さん→母親→長女・K子さんの順に相続した場合の相続税負担は、800万+2,940万=3,740万円となります。一方、T子さん→K子さんの相続と、母親→孫→ひ孫への贈与ですと、相続税と贈与性は800万+104万=904万円。税負担を4分の1に抑えられたのです。

≪POINT≫

●高齢の親が子供の財産を相続するときは、相続税負担を考えよう

●孫やひ孫に贈与すると、贈与から3年以内に相続が起きても、相続財産に加算されない

記事提供:相続・贈与相談センター本部

税理士法人エクラコンサルティング

 

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